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カプリ復活計画 その2 素材選び

テントを作っていくに欠かせない要素
可愛いデザインだけでなくしっかり使えるものではないと
見向きもされないのが現実。

まず最初に生地 どれにしようか
去年くらいに一度模索した時点ではあまり選択肢がなかったのだけれど
時代の進化か徐々にながらも機能性に富んだ
防水性のキャンバスもいくつか出て来た

ただ既製品だと微妙なカラーが選べないよねという事で
既製品を加工する事を念頭に探してみた。

① キャンバスのパラフィン加工

パラフィンと蜜蝋を溶かした代表的なフェールラーベンのグリーンランドワックスを試してみる。

湯煎して溶かした剤を塗って乾かすだけで非常にシンプルだけど
やっぱり重量が重くなってしまうのと 色が沈んだ感じになってしまう。
また通気性の事を考えるとキャンバスの気孔をふさぐ形でコーティングする
手法はテントには不向きだと判断。コットンなのに結露したら嫌ですよね。

② フッ素系撥水剤

当社と取引のあるテントクリーニング業者が独自に売り出しているフッ素系撥水剤。前者と基本的な処方が一緒のウレタン系(コーティング系)と比べて記事自体に撥水性を持たせるために、雨天時に生地を膨張させて遮水するコットン本来の特性が生かせるため下地がある程度目が詰まっている物を使えば
かなり使える!

ただ問題点はコストと溶剤を塗る環境によっては黄色くくすみが出来てしまう。

生地柄が選べるのでかなり高得点だけど ここはもう少し研究していく必要がありそう。

◇画像は企業秘密により掲載不可

③ 既製品の撥水キャンバス。

某卸店で売っていた 薄目のキャンバスで作られた撥水加工済みの優れもの
今まで高価な撥水キャンバスも使える範囲内の値段に下げれたのは脱帽です。
触った質感もごわつかずしっとり。生地自体しっかり編み込まれた丈夫なので
引裂対策問題なさそう。 ただヴィンテージキャンバスの織り込みは90度90度のスケアだけどこちらの編み方は斜めおりのオックスフォード。気持ちもっこり見た目と質感が遠いけど この生地はすでにラクレ リッツの庇つけに使用したものなので品質チェックもクリア しかも安心の日本製だから今回はこれを採用。

◇画像は企業秘密により掲載不可

~まだまだ続く~