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フレームテントの撤収

テントの撤収はなるべく手早く済ませたいですが、当店が扱うフレームテントは、現在入手困難なヴィンテージ品です。長く使い続けるためには、丁寧に後片付けをすることがとても大切です。

テント撤収時には、必ず状態を確認しておきましょう。そして、また次のシーズンにも楽しくキャンプができるよう、シーズンオフの間にメンテナンスを行いましょう。フレームテントの撤収は、組立てのときと逆の順序で行います。

1.テントの状態をよく確認する

フレームテントの撤収1

コットン幕に新たな汚れや破れはないか、フレームが曲がってしまったところがないか、フレーム接続部の強度が弱っていないかなどを確認しましょう。

修理が必要な部分を把握しておき、シーズンオフの間に修理できるようにしておきましょう。フレームテントのメンテナンスについては、以下のページをご覧ください。

フレームテントのお手入れ

2.インナー、天幕、カーテン、キッチンポールを外す

フレームテントの撤収2

まずはテントの内装を取り外します。インナーは三つ折りにします。

天幕とカーテンは適当な大きさにたたんでおきましょう。こちらの3点は、後で幕に巻き込んで収納します。

3.ペグを抜く

フレームテントの撤収3

幕を固定するために打ち込んだペグを全て抜きます。土で汚れたペグは水洗いしてから収納しましょう。

4.足を折る

フレームテントの撤収4

幕をめくり、フレームの足を折ります。撤収時は、組立てた時とは逆の「ひさし→中→後→前」という順序で足を折っていきます。この順番を守っていかないと、フレームの一箇所に大きなテンションがかかり簡単に曲がってしまいますので注意して行いましょう。

フレームテントのお手入れ

テントの修理とカスタマイズサービス

5.幕をたたむ

フレームテントの撤収5

足を折り曲げ、低くなったフレームの上で幕をたたみます。幕の裾を中央に合わせて二つ折りにし、そこからさらに幕を三つ折りにします。縦の長さを幕袋の長さに合わせてたたむのがコツです。

フレームテントの撤収5

たたんだ幕を地面に下ろし、インナー、天幕、カーテンを巻き込んで丸めます。この時、力を入れて丸めてください。力を入れずにゆるく丸めてしまうと、かさばって収納袋に入らないことがあります。

※雨天や朝露などにより、撤収時に幕が濡れている場合もよくあります。そういう場合は、収納袋に入れずに持ち帰り、家に帰ってからもう一度、幕を広げて十分に乾かしましょう。濡れたまま収納するとコットンにカビが発生し、異臭、劣化の原因になります。この手間を省いてしまうと、ビンテージテントを、次回から快適に使うことができなくなりますので、とても大事な作業です!必ず行いましょう!

幕の乾かし方については、以下のページをご覧ください。

フレームテントのお手入れ

6.フレームを解体する

フレームテントの撤収6

解体したフレームは各部ごとに紐でまとめておくと、次回組立てる時にわかりやすく便利です。

また、解体の際はフレームをつなぐジョイントスプリングの状態を確認しておきましょう。ジョイントスプリング劣化すると、接続部の強度が弱まり、テントが歪んだり、傾いたりする原因になります。

当店では交換用の新品のジョイントスプリングを販売しています。また、ジョイントスプリングの交換サービスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

フレームテントのお手入れ

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7.ゴミ、忘れものがないか確認

フレームテントの撤収7

最後に、テントを建てた周囲を見渡して、ゴミが落ちていないか、忘れものがないか確認するように心がけましょう。