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ヴィンテージテントの魅力

ラクレ 60年代 ヴィンテージロッジ
ラクレ 60年代 ヴィンテージロッジ

ヴィンテージテントとは、フランス発のテントメーカー「マルシャル」などが製造していた、ポップなカラーが楽しめるコットン製のフレームテントのことを指します。

古くは60年代から比較的新しい90年代のものまで、さまざまな形、サイズ、カラーが楽しめるホリデーテントをメインに当店では扱っています。このページでは、フレームテントについて詳しくご説明しましょう。

1.長期休暇を目的としたデザイン

ホリデーキャンプ

フランスでは、60年代頃から、夏の長期休みの間に多くの人が避暑地へ出かけて、テントで夏休みを過ごす文化が始まりました。スキーで有名な北東部と地中海に面した南部では、気候も大きく違います。フランスの広大な土地には、森や湖もたくさんあり、いろいろな夏のアクティビティが行われています。

湖のほとりのキャンプ地を拠点としてあちこち出かけてみたり、海の近くのキャンプ地から海のある生活を満喫したり、いろいろなキャンプ地を転々としながら、普段は行けない遠くまで足を延ばしたりして、思い思いの夏を過ごします。キャンプが目的ではなく、夏休みの家族旅行にこれらのホリデーテントが大活躍します。

そのブームは、近隣のヨーロッパ諸国へも広がっていきました。イギリス、ドイツ、ベルギー、オランダからも、フランスの夏の気候を求めて、車に乗って家族で旅行に出掛けました。

ホリデーテントは長期休暇が目的なので、寝ることだけが目的だった日本のテントにはないデザインをしています。リビングスペースには大きな窓が付いていて、太陽の光を感じられます。雨が降っている日でも、テントの中で快適に過ごすことができます。また、コットンテントならではですが、リビングにキッチンセットを置き、中で調理をすることもできます。

ホリデーテントは、家族みんなでひと夏を楽しく過ごせるように設計された、広くて丈夫なテントです。

2.コットンテントの特徴

防水性が高い キャンバス生地のテント

コールマンなど最近のテントの幕はナイロン製の生地がほとんどですが、以前は綿=コットン製キャンバス生地が素材として利用されていました。

コットンの大きな特徴は、通気性が良く、冬は暖かく夏は涼しいので、日差しの強い時でもしっかり日陰を確保できます。また、火にふれても燃えにくく、結露もしにくいので、玄人の間ではコットンテントは「お鍋ができるテント」として定評があります。秋や冬にストーブを持ち込んでぬくぬくキャンプができるのも、コットンテントの大きな魅力です。

テントに使われるキャンバスは防水加工がされているので、耐水性はバッチリです。以下は、キャンバステントの防水実験をした時のビデオです。

しかし、コットン幕の扱いにはちょっとした注意が必要です。雨などに濡れた場合は、早めに天日干しをして乾燥させ、カビが生えないように仕舞う必要があります。ナイロンテントよりもメンテナンスがいる素材ではありますが、それゆえ愛着も沸いてくるでしょう。以下のページで、コットン幕のお手入れについて一読ください。

フレームテントのお手入れ

3.重量のあるテント

鉄骨製のテントフレーム

テントの幕はコットン、フレームは鉄骨製で(アルミの場合もある)、当店のヴィンテージテントの総重量はかなり重く、平均50キロほどの重さがあります。それゆえ、これらはフレームテントと呼ばれ、ナイロンのテントとは区別されています。

これらのヴィンテージテントの荷物はコンパクトとは言えませんが、日本にも増えつつあるオートキャンプ場などでは車でキャンプ地まで入れるので、キャンプ好きにとっては大きな問題ではありません。1度立ててしまえば、快適なキャンプ生活を送ることができますので、キャンプ地を拠点とした家族旅行やグランピングには最適です。

できれば2人で設営に臨みたいところですが、1度コツを掴んでしまえば一人でも建てられるようになります。フレームテント好きの熟練キャンパーなら問題なく一人で設営できます。ソロキャンパーさんには1人用~4人用くらいのサイズがオススメです。

フレームテントの組立て方

4.フレームテントの建て方

フレームテントは、ポップアップテントとは組立て方が違います。先にフレーム部分を組み立ててから、コットンのカバーを被せて、足を高くします。

フレームとフレームの接続部にマークをしておくと設置しやすいです。当店では、各フレーム接続部のマーキングの無料サービスを始めましたので、設営が楽になるでしょう。以下のページで、テントの組み立て方を一読ください。

フレームテントの組立て方

テントの設置は、できれば2人で臨みたいところですが、コツを掴めば一人でも建てれるようになりますので、ソロキャンパーさんでも大丈夫です。

上の参考ビデオでは、6人用の大型フレームテントを、店長佐藤がたった一人で建てています。

5.当店のヴィンテージテント

当店のヴィンテージテントは、70年代以前のテントを「オールド幕」、90年代頃のものを「新幕」と分けて区別しています。

「オールド幕」は60年代のフラワー世代です。アースカラーを基調としたレトロなデザインに花柄カーテンが付いていたりして、ヴィンテージを愛で、楽しめる大人なキャンパー達に定評があります。

一方、「新幕」はビビッドなブルーやミントカラーが中心で機能性が高いものが多いのが特徴です。

また、「家族幕」は、「大型幕」とも呼ばれ、5人以上で使える大きなテントのことです。

希少なヴィンテージテントを長く愛用していくには、定期的なお手入れが欠かせません。以下のページでお手入れ方法について、一読ください。

フレームテントのお手入れ

当店では、テントの修理とカスタマイズのサービスを提供しています。

テントの修理とカスタマイズサービス