はいど~も、パジャマムーンです!

当店で販売するテントは、この公式HPで紹介している以外に、インスタを始めとするSNSなどでも、入荷したテントをご紹介していたりもします。

参考/pajamamoon Instagram

しかし、それらには個々の販売価格などは記載していないので、お問い合わせを頂いた場合、良くお客様に言われる言葉があります。

それは、「レトロテントってそんなに高いんですか!?」ということ。

実際、初めてレトロテントに興味を持たれて、お問い合わせをいただいたお客様には、かなりの高確率でこう驚かれます。

結論から申し上げますと、現在日本で普通に流通している一般のテントと比べると、レトロテント(もしくはビンテージテント)は、確かに高いです。

しかし、もちろん高いには高いなりの意味があります。

今回は、レトロテントを購入する場合に、戸惑わないための指針としていただけるよう、レトロテントの値段について深堀りして解説していきたいと思います。

レトロテントは高い!まずはそれを理解しよう

「レトロテントってそんなに高いんですか!?」

このセリフは、ほんとに飽きるほど聞きました。

でも、レトロテントに接したことのある方には当たり前のことでも、初めての方には仕方のない反応だったりもします。

なぜかって?

それは、レトロテントは確かに高いからです!

レトロテント概算価格

例えばこちらをご覧ください。

これは、ある日のパジャマムーン商品販売ページの画像です。

これらはすべて5~6人用タイプのレトロテントですが、安いものでも110,000円、高いものは258,000円ですね。

つまり、状態によって様々ではあるものの、レトロテントはほとんどが10万円~20万円ぐらいはするものなんです。

これは通常国内で販売されているテントの中では、一部の特殊商品は除き、概ね最上級に高額な部類に入ります。

レトロテントは中古商品なのに高いの?

レトロテントとはそもそも1970年代から90年代にかけて、フランスを始めとするヨーロッパ各国で作られたテントです。

今では製造販売されていないそれらのテントは、その殆どが中古品です。

中古品ということは、概して元々の販売額よりも値下がりしていることが多いのは事実ですが、レトロテントの場合そもそもの販売数が少なく、まして状態がいいテントというのが少ないのも事実です。

その中でも状態の良いテントは、いわゆるビンテージテントとしての希少価値もあります。

当店で扱っているレトロテントは、国内の愛好家より譲り受けたものから、海外より直接買い付けた商品まで様々ですが、その状態によって価格も変化します。

当然ながら状態の良いテントは価格も高く、価格の安いテントは状態があまり良くない物となってしまいます。

パジャマムーンではあまり状態の良くないテントに対しては、リペアやメンテナンスなどを施す場合もありますが、経年変化による幕体の色あせなどはいかんともしがたく、そのヤれた風合いを楽しんでいただくのもレトロテントの楽しみとご理解ください。

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こういった中古品にもかかわらず、レトロテントが高額な理由は、先述の通り流通数が少ないこともありますが、やはり元値が高いというのが大きな理由となります。

では、本題の「なぜレトロテントは高いのか?」といったことに関して、次章より解説してきたいと思います。

レトロテントの構造

レトロテント発祥の地はヨーロッパ。

そこでのキャンプというものは、多くはバカンスなどにおいての長期滞在型キャンプが主流となります。

1~2週間、場合によっては1ヶ月以上の長期に渡ってテントを張り、そこをベースとしてレジャーを行うという、日本の週末キャンプとは明らかに違うキャンプスタイルがベースにあります。

ですのでテント自体も、携帯性や簡便性より、居住性や安全性を重視して作られたものが多く、作り自体もその随所に遊び心が散りばめられた物となっています。

雨にも負けず、風にも負けず、火にも負けない|高級天然コットン製の幕体

現在日本で使用されているテントの殆どは、ポリエステルやナイロンが主流です。これらは、なんといっても薄く丈夫で、軽量であるというのが最大のメリットです。

しかし、火には弱く、醸し出す風合いも正直なところ風情があるとは言い難いものです。

それに対しレトロテントの場合は、ほとんどが天然の高級コットンで作られています。

コットンの特徴としては、通気性が良く、冬は暖かく夏は涼しいというもの。布自体の厚みもある分、遮光性もバッチリですので、日差しが強い時でもしっかり日陰を確保できます。

また、大きな特徴としては火に強く燃えにくい(難燃性)というものがあり、テント幕の下でも炭火調理や焚き火が出来るというのが、大きなアドバンテージでもあります。

近年日本のキャンプでも、焚き火が流行っている風潮を受け、TCやVCといったコットン混紡の素材で作られた、テントやタープが見直されていることからも分かるように、焚き火派のキャンパーにとっては何ものにも代えがたい素材なんです。

ただし、それだけ優れたコットン素材ですが、一番の弱点はその重量です。

布自体が厚く、テントに仕立てた時の重量はナイロンやポリエステルのテントとは、比べ物にはならないくらい重いのは難点です。

しかし、逆に考えれば重いということはそれだけ風に強いということにも繋がります。鉄骨フレームに掛けられた天然コットン製の幕体は、しっかりとした張り方をすれば、少々の風程度ではバタついたりしません。

また、水を含むと繊維の一本一本が膨張し、水を通しづらい布となり、防水加工とも相まって、多少の雨ではびくともしません。

がっしりと張られたレトロテントは、まさに長期滞在型キャンプのベースとなるくらい、雨風に強く、さらにその場合でもその下で焚き火や調理が行えるという、居住性に特化したテントなのです。

重い!デカイ!それでも頑丈さが売りの鉄骨フレーム

天然コットンの幕体に加えて、フレームも重くかさばるのがレトロテントです。

これは確かにソロキャンプなどの場合は、圧倒的に不利な条件かもしれません。

現代のテントは、アルミなどの軽量な2~3本ほどのポールを、組み合わせて建てられるモノがほとんどだと思います。

しかしレトロテントの骨格は、ポールなどという華奢なものとは一線を画している、無骨でガッシリとしたものです。

文字通り鉄骨でフレーム上に作られたレトロテントは、それ自体の重量と構造上、堅牢性は現代テントの比ではありません。

元々が1泊程度のキャンプを想定して作られたテントではありませんので、簡単に建てられるということよりも、快適で安全なベースを作るという考えで作られたモノが、レトロテントなのです。

おしゃれな小技も楽しい|長期滞在型テント

長期滞在形を目指して作られたレトロテントは、その素材自体がしっかりしているというのは勿論ですが、それ以外に滞在時間を楽しくする工夫がいっぱい詰まっています。

例えば、室内の居住スペース(インナーテント)が2つに分かれ、言わば2LDKの家のようになっていたり、格子窓や出窓、さらにはおしゃれなカーテン(勿論純正品です)が掛けられていたりと、テントで過ごす時間を快適に過ごす工夫が満載。

寝る時だけ利用するシェルターとしてのテントではなく、テントで過ごすこと自体も楽しくなる。それがレトロテントなんです。

そんなレトロテントを利用する時は、是非キャンプギアにも凝ったテントサイトを作ってみてください。

テント内にハイスタイルのチャアやテーブルも余裕で入りますし、日本のテントではあまり見かけないカラーは、木製や籐製のキャンプグッズなどともビジュアル的相性は抜群です。

キャンプ場で他の人とは被りたくない方や、おしゃれにインスタ映えするテントサイトを作りたい方などには、まさに持って来いなレトロテント。

元々キャンプというのは、非日常を楽しむ遊びです。

そのもっともベースとなるテントが、建てるだけでワクワクするような、おしゃれでちょっと人目を引くテントだったら、素敵だと思いませんか?

まとめ

レトロテントは高い。それは間違いのないことです。

だけど、高いには高いなりの意味がある、ということをまず理解して、そこからレトロテント選びを始めてみてください。

大きな買い物ではありますが、レトロテントを買うということは、まさに一生モノの相棒を手に入れることでもあるのです。